群馬県桐生市で創業70年 親切と真心の店。

ソーラー腕時計の寿命、修理、長持ちの秘訣……質問が多いのでメーカーに聞いてみた

電波ソーラー腕時計の修理や寿命、充電など。意外と知らないコトをメーカーに聞いてみました。

「電波ソーラー腕時計の充電を使い切って、完全停止させると悪影響があるか?」

「充電池なんだから、きれいに使い切ってから充電する方がいい?」

「数年前に買ったソーラー腕時計が動かなくなった。二次電池を交換すれば直るんでしょう?」

「ぶっちゃけ、電波ソーラー腕時計の寿命は何年?」

 

当店のブログ記事に寄せらせた質問やご来店された方からの質問が多い、ソーラー腕時計。

セイコー、シチズン、カシオなどでたくさん発売されているのに、意外と知られていない?

 

ということで、ソーラー腕時計を得意とする日本の“とあるメーカー”さんに聞いちゃいました。

 

ご質問があった記事はこちら

充電切れで時計を止めてしまうのは良くない?

メーカー様ご返答

充電切れしても充電すれば大丈夫。しかし、定期的に充電して動かしていたほうが良い」とのことでした。

説明書でも「1か月に1度、5時間前後は陽射しのある窓際などに置いてください」といった事が書かれてます。

 

また充電すれば動き出しますが、充電がカラッポの状態からフル充電までは結構時間がかかります。私どもでソーラー腕時計を預かった時に、止まってる状態から安定して動くまで数日かかったこともよくあります。

陽射しがある所に置いといた結果ですので、曇りの日や部屋の電気しかない所だともっとかかるでしょう。

充電するなら太陽光が一番です。(夏の季節などは時計が熱くなりすぎないように注意が必要です)

使い切ってから充電するのは、充電池にとって良い結果になるのか?

メーカー様ご返答

特に意味はないんじゃないか、わざわざ使い切らなくても……」とのこと。

充電を使い切ると悪影響はあるのかどうかについては、「大丈夫」という答えでした。

 

私どもが考える注意点として、充電を使い切って時計が止まると基準位置がズレる恐れがありますね。

電波ソーラー腕時計にあるのですが、いくら電波受信しても時間や日付が合わない不具合が起こることがあります。こうなったら基準位置の調整が必要になります。

基準位置の修正方法は説明書に書いてあります。分からなければ、私どものような時計店に持ち込みましょう。

 

ソーラー腕時計が動かない!二次電池を交換するだけで直るのか

メーカー様ご返答

二次電池の不具合なら直るが、分解掃除(オーバーホール)しないと修理できないこともある

5~6年以上経つと潤滑油の劣化などが原因で動かなくなることがある

とのことでした。

 

機械式腕時計だけではなく、電波ソーラー腕時計にも分解掃除が必要です。

 

また、「二次電池は5年前後で使用不可になるほどの劣化は、めったにない」というメーカーさんの意見も聞いたことがあります。そのため、私どもではソーラー腕時計の二次電池交換については慎重にご案内しております。

不具合の原因が、汚れの詰まりやオイル切れということも十分考えられます。水や湿気が入れば機械部品がサビて壊れることもあります。

機械の問題であれば、いくら充電したり二次電池を交換しても無駄になります。たとえ一時的に動いたとしても根本的な解決にはなりません。

 

つまり、買ってから5年くらいで壊れたなら二次電池ではなく別の部分の故障を疑ったほうがよいです。

 

なお、当店では二次電池の交換、ソーラー腕時計や電波時計のオーバーホール(内装修理)はすべてメーカー修理対応となります。

ソーラー腕時計の寿命は何年? 長持ちの秘訣とは

メーカー様ご返答

特に寿命は何年というのはない」「ソーラー腕時計を長持ちさせるには、分解掃除(オーバーホール)を定期的にすると良い」、というお答えでした。

 

長持ちの秘訣は、やはり定期的なメンテナンスなのですね。

 

セイコー、シチズン、カシオのソーラー腕時計や電波腕時計のオーバーホール受付しております。

ソーラー腕時計や電波腕時計についてはすべてメーカー修理をご案内いたします。

部品の関係や保証の問題もあるため、ソーラーや電波時計についてはメーカー修理が一番良いと考えております。群馬県桐生市の(株)福田時計店までお持ちくださいませ。

修理金額は各メーカー基準価格でご案内いたします。詳しくは店頭にてご説明いたします。

 

なお、クォーツ腕時計、自動巻き、手巻き腕時計は私どもでも修理、電池交換、オーバーホールしております。(ご希望があればメーカー修理をご案内できることもあります)

私どもの修理料金についてはこちら