セイコーキングクォーツの時計修理が完了しました。

オーバーホールとコイルの部品交換をしました。

群馬県桐生市で創業60年以上。

セイコーやロレックス、オメガなどの腕時計修理ができる(株)福田時計店です。

今回は桐生市のお隣、群馬県前橋市からのお客様の腕時計修理です。

裏蓋には記念で贈られたと思われる刻印が。

書いてある内容から察するに1978年製のSEIKO高級クォーツ腕時計ですね。

古いけれど作りの良さはさすがです。

腕時計のベルトはお客様自身で外されているため、本体のみです。

文字盤にも少し傷みが見られるように、約40年の腕時計。古い腕時計は修理が難しいことがあります。

例えば、修理に必要な部品が見つからないことなど。

さてこちらのキングクォーツ。困ったことに開けられるはずの裏蓋が開かない。

電池蓋は開くので電池交換はできます。が、修理のためには裏蓋全体を開ける必要があります。

無理やり開けようとすると壊れてしまうので、通常はここで断念することになりますが……。

正直に言います。今回は、お客様の了解とご協力がなければ修理はできませんでした。

本当にありがとうございました。

セイコーの自動巻き腕時計のオーバーホール修理が完了しました。

湿気から腕時計を守るためのパッキンも交換済みです。

シンプルなデザインで使いやすい機械式腕時計です。

風防も磨いてキレイになりました。お客様に気に入って頂けたらうれしいですね。

最初の見立て通り、オーバーホール基本料金で修理できました。

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【余談ですが　最近あったうれしいこと】

店頭にて電池交換やベルト調整、革バンド交換など、

以前ご来店された方がまた来て頂けると素直に嬉しいものです。

また、他で断られた修理や電池交換の依頼がよく当店までやってきます。

そのための準備として、あまり使うことないだろうなーと思いつつ新しい工具を購入。

そうしたら早速役に立ちました。

大きな懐中時計のフタを安全に閉めるための工具ですが、早くも出番がありました。

懐中時計ではなく、デザインがかっこいい存在感たっぷりの“デカ”腕時計で。

電池交換といえど、対応できる道具が無いと中々キツイ。

もしも合わない道具で無理すると、閉めるときにキズつけたりガラス割ったりして大変。

準備しておいて良かったと思えた嬉しい瞬間でした。

さて、お預かり中のオメガ　シーマスターのベルトピン修理を進めなければ。

またピンが抜け落ちる症状のオメガですか。直したら修理例に掲載しますね。

腕から突然外れて地面に落下なんてシャレにならないから、

この手の修理は日にちを頂いて、営業時間外にじっくりコツコツ進めます。

もうしばらくお待ちくださいませ。