群馬県桐生市で創業70年 親切と真心の店。

話題の「視力1.5の眼鏡で体調不良!?」実は大きな原因はメガネ屋の売り方にある

なぜ過矯正メガネが出来上がってしまうのか、悪いのはお店である

スマートフォンやパソコンを見てイライラするのは、遠くが見えすぎるメガネ「過矯正」が原因かも。メガネ屋視点で、なぜ過矯正メガネが出来上がってしまうか書いてみました。
スマートフォンやパソコンを見てイライラするのは、遠くが見えすぎるメガネ「過矯正」が原因かも。メガネ屋視点で、なぜ過矯正メガネが出来上がってしまうか書いてみました。

遠くが見えすぎて生活に支障が出る「過矯正メガネ」について、雑誌やテレビで話題になってます。

なぜこんなメガネができてしまうのか。店側があまり言いたくない“ある理由”過矯正を避けるために必要なお店の選びかたをご紹介。

かつて大手の眼鏡店にて修行し、群馬県桐生市の(株)福田時計店でメガネのプロとして働いている山口がお答えいたします。

 

雑誌や日曜日のテレビ番組で紹介されて話題の「過矯正メガネ」とは何か

生活環境にに合わないメガネはストレスの元になります
生活環境にに合わないメガネはストレスの元になります

現代を生きる人間にとって、見えすぎるメガネが体調不良の原因となる。

「週刊朝日 2016年11月4日増大号」で掲載されたある記事が話題となっています。

週刊朝日「視力1.5で体調不良!? 現代人を襲う“見えすぎ病”.」

 

日曜日のお昼のテレビ番組「噂の!東京マガジン」で雑誌の見出し特集で紹介されました。

雑誌を読んでなくてもテレビで知った方が多いかと思われます。

 

現代人の生活に合わない見え方(過矯正)を続けていると

・パソコンで作業していてイライラする

・頭痛や肩こりが増える

・スマートフォンを見ていて体調不良になる

・夕方になると目の疲れを感じる

 

「目に合わない強すぎるメガネを使い続けると、以上のようなことが起こりやすくなる。だから遠くの見え方ばかりを重視しないこと。また、遠くも近くも見える遠近両用が有効です。」

と締められていました。

 

さて過矯正メガネについてですが、適切なメガネレンズ度数より強い度数で矯正されてしまっている状態です。遠くはよく見えてますが、目に余計な負担がかかります。

結果、特に近くを見る時間が多いと疲れの原因になり、肩こりや頭痛を引き起こすことがあります。

 

ちなみに電子書籍にて私も雑誌の記事を読みました。

そこには、過矯正メガネが出来上がってしまう原因についてはあまり書かれていませんでした。

過矯正メガネになりがちなワケは、クレームを防ぐため!?

遠くが見えにくいのはクレームになりやすい。(画像はイメージです)
遠くが見えにくいのはクレームになりやすい。(画像はイメージです)

「新しいメガネより昔のメガネのほうが遠くがよく見える。」

「前より遠くが見えにくい気がするけど、大丈夫なの?」

 

以前のメガネよりレンズ度数を弱める行為、メガネ店側はイヤがります。

 

少なくても、自分が勤めていた会社の上司や先輩方を見ててよくわかりました。

「山口君、前より度数を弱くするのは危険だ」、「ちゃんとお客様は分かっているんだよね」など、確認や注意が飛ぶ飛ぶ。

 

前の会社であった例を挙げると、以前はよそでメガネを作ったお客様。ボロくなってきたので新調したいというご希望。

見え方の確認をすると明らかな過矯正。度数が強すぎる状態。

デスクワークが多く、家でもパソコンをよく見るということで度数を前よりは弱めに決定。

 十分な説明もあり結果は全然大丈夫でした。ただ、ポツりと一言「前のメガネのほうが遠くは見えますね」

 

遠くの見え方の変化って気づきやすいんです。だから見えにくくなると「あれ、おかしいな」となりやすいのです。

 

お客様のご理解なく良かれと思って度数を弱くすると、作り直しやクレームの確率が跳ね上がる。

レンズ度数を強くなるのに納得してもらうことは簡単です。「度数を強くすれば今より見えやすくなります」という一言でOK。

 

問題は、今の度数が強すぎて弱くしたほうがいいと判断した場合。

目の負担が減ることについて納得いく説明が必要です。遠くの見え方が今より落ちる可能性があります。

度数を強くしたときは、見えないものが見えてすぐに効果が分かってもらえます。一方、過矯正によるストレスは中々すぐには分かってもらえません。

 

手間がかかってリスクが増える。だから度数を弱めることをしたがらないのです。

過矯正だと分かっていても前と同じ度数をすすめてしまう、遠くの見え方ばかり重視する。

実際に当時の先輩社員に「度数を弱くすると、トラブルの元だぞ」と言ってた先輩もいました。(なお、その後退職して別の会社に行ってしまいました)

 

このように、眼鏡を使うお客様のことを考えずに作り直しやクレームを避ける「守り」に入ってしまう人間がいるのをに思います。

機械でピッと測って、すぐに度数決定。これは過矯正になりがち

メガネの強さを決める際、機械でピッと測って「どうですか」、とメガネ度数を決める所があります。

忙しい安売り店であったそうです。これは過矯正になる危険があります。

 

私見ですが、機械で出た数値って強めの度数で出てきます。最新のだと違うのかな。

機械で得た情報を参考にするのはいいのです。

ダメなのはその後見え方の確認をしっかりしない所。ラクして早く済ませたいと思わせる行動がいけないのです。

 

いずれにせよ、お客様のお話をあまり聞かずに適当に度数を決定するところは危ないかな、と思います。

メガネをかける目的や生活環境によって、合うメガネって変わってきますから。

 

お客様(消費者)が過矯正メガネを避けるため、まずは店選びから

  1. ちゃんと自分の話を聞いてくれる店員がいるか
  2. 見え方の確認やテストを時間かけてしっかり確認しているか
  3. 異常な安売りやメガネの通販をしていないか
  4. メガネに関する豊富な知識を持っているか

 

1、メガネを使う生活環境について、ちゃんと話を聞いて考えてくれるところ

遠くが見えにくいから眼鏡を作りたい

これだけで度数を決定することは危険です。私ならもっと色々聞きたいことがいっぱいあります。

遠くといっても人それぞれ。車の運転だったり家の中のテレビだったり。テレビでもすぐ近くで見る人と3メートル先から見る人もいます。

 

あなたに合う眼鏡を作るために、ちゃんと話を聞く・うまく聞き出してくれる店員がいる所を選びましょう。

ただし、あまりにも忙しそうなお店では落ち着いて話もできないかもしれませんね。

 

2、あなたに合う眼鏡を見つけるには時間が必要です

見え方の確認が機械任せでポチッと出して決定など、ありえないのです。

お客様と一緒に色々試してご説明して、納得していただくことが必要です。それなりに時間がかかります。

早くできればその時は嬉しいものですが、合わない眼鏡が出来上がると後で大変です。

メガネは長く使うものですから。

 

3、異常な安売りと通販やっているお店の共通点「お金大好き!」

異常に安い値段で眼鏡を売る「安売り店」には2パターンあります。

  1. とにかく安くたくさん売る。お金が好き。
  2. 安いメガネで“釣って”高いメガネを売りつける。お金が好き。

 

1は早くたくさん売ることだけ考えていて、1人のお客にかけられる時間が限られるのでNG。

2はいかに高いメガネを売りつけようかと、虎視眈々。誘惑に負けずに安いの買ったら軽く扱われそう(偏見)

 

通販は論外。売れればよかろうの、責任感がないお店なので避けましょう。

 

4、まずは認定眼鏡士がいるお店へ

アルバイトが接客するお店より、ちゃんと勉強しているお店を選びましょう。

ちなみに、この文章を書いている群馬県桐生市の(株)福田時計店は、認定眼鏡士の資格をもつ私が常駐しています。

 

次回は、現代の生活環境に合う便利なレンズをご紹介予定です。

 

見え方の確認、無料でできます。

(株)福田時計店では、ちゃんと過矯正にならないように注意して見え方の確認を徹底してます。

安すぎるメガネは置いていません。

見え方の相談をしてメガネが必要だと感じて、欲しいメガネフレームがあったときに買ってください。

また、レンズのみの交換もできます。詳しくは店頭にてご相談ください。