オーバーホールするほどじゃない、部分修理を承りました
・ 日付の早送り修理。タグホイヤーアクアレーサーの部分修理完了
・ リューズが取れた、RADO(ラドー)リューズ取付修理完了
・ ピンが抜けない……駒が取れないサイズ調整 ~テクノスのベルトサイズ調整~
時計修理というと分解修理(オーバーホール)だけかと思われがちですが、部分修理もやってます。
購入されてから日が浅い腕時計や、「ちょい直し」で大丈夫な時計に有効です。
金額や日数の面で、部分修理のほうが良いこともあります。
カレンダー早送りするときは、時間帯にご用心。タグホイヤー日送り修理
腕時計の日付がズレていたら、リューズを回して修正できます。
しかし、深夜~早朝に合わせてはいけません。
さて、こちらのタグホイヤー。カレンダー早送り中に急に日付だけ動かなくなってしまったとのこと。
まだ使い始めて日が浅いということで、部分修理をしました。
オーバーホールまでは必要ないため、部品交換で直りました。日送り車交換
歯車が傷んでいて正常に動作しなかったため、日送り車交換へ。
カレンダーの早送りする際、危険な時間帯があることも分かっていただけました。
金額は、部品代+工賃込みでも1万円以下で修理できました。
ラドー(RADO) リューズ修理
RADO(ラドー)の部分修理。
リューズがポロっと外れてしまっていたラドーです。
ぽっかり穴が開いていると、湿気やらホコリやら入ってきて腕時計によくありません。
リューズが外れてしまったら早めの修理をオススメします。
古い時計の扱いは慎重でお願いします。部品が見つかりにくいので。
今回は、もとのリューズを取り付けて修理。
かなり劣化しています。本当は交換したいのですが古いものなので、残念ながら難しそう。
非防水時計として、大事に使っていただくことになります。
金額は、部分修理工賃のみでできました。
内容によりますが、通常は2千円前後見ていただければ大丈夫です。
よそ様で断られて当店へやってきた、ベルトサイズ調整のご依頼
見た目は普通。テクノスの腕時計のベルトサイズ調整です。
サイズがゆるいので駒を外して、ベルトを短く(きつく)する修理です。
ところが、よそで断れた時計ということだけあって、さすがは曲者。
ピンが抜けない。叩いてもとにかく硬くて動かない。
こんなときは意地になって叩き続けるより、「果報は寝て待て」
時間かけてサビ取りして挑戦します。
サビ取りと再チャレンジを数度繰り返してた結果、サイズ調整完了
日にちをおいて、サビ落とし後に再チャレンジ。
しかし、相変わらずピンは微動だにせず。さらにサビ落としと叩くのを繰り返す。が、ダメ!
そんなわけで諦めかけていたのですが、返却用で包む前に「コレで最後だ」と叩いてみたら。
あっさりピンが抜けました。
おかげでコマをとってサイズ調整完了。「果報は寝て待て」実際にあるものですね。よかったよかった。
このごろ、群馬県太田市や伊勢崎市から時計修理のご依頼があり、桐生市の隣といえど結構遠くからご来店される方が多いのです。
せっかくご来店されたのに、何もできずとなる申し訳ない気持ちになります。
できるだけ修理できるよう、コツコツやってます。
時計修理をご検討の方はぜひよろしくお願いします。
時計修理例、もっと見たい方はこちらもどうぞ
宝石・メガネ・時計の
(株)福田時計店