霧ヶ峰を歩いてて見かけた、メガネを指で持ち上げて地図やスマホを見る人々。実は遠近両用メガネの度が合わなくなってるかも

群馬県桐生市の眼鏡店(株)福田時計店では、遠近両用メガネを取り扱っております。
さっそくですが、遠近両用メガネを使ってる方へ。お手元を見るときにメガネをクイっと上に持ち上げるクセがついている方はご注意を。
そのメガネ、目に合わなくなってきてるかもしれません。
先週の休日に長野県の霧ヶ峰へハイキングに行ってきました。
平日ということもあって年配者が大勢いらっしゃいました。
そこでつい気になってしまうのが、指で眼鏡を持ち上げてお手元を見ている人の姿。
一般的な遠近両用メガネの場合、指で持ち上げると手元が見えやすくなります。しかし、本来はそんなことしなくても十分お手元が見えるはずなのです。
遠近両用メガネとは、遠くの見え方から中間・近くの見え方まで一つのメガネでOKなのが特徴です。加齢によって手元にピントが合いにくくなってきた方にオススメ。いちいちお手元を見る用のメガネに掛けかけなくてすむので便利です。
最近、メガネを持ち上げないとスマホなどの近くが見えにくい。そんなときの原因は主に二つあります。
詳しくは後ほど。
メガネを持ち上げないと手元が見えにくい原因
1、メガネがずり下がる お店で掛け心地を直してもらいましょう

遠近両用レンズの特徴として、掛けてるメガネがずり下がると手元が見えにくくなります。
大雑把にいえば、メガネレンズの中央より上が遠くがよく見える部分です。そして、中央より下の方へいくにつれて手元の度数が入ってきて近くがよく見えるようになります。
だから手元が見えにくい原因として、メガネがずり下がっているということがあります。
メガネが下がってしまうと目元には遠くが見える部分ばかりとなってしまいます。このままでは近くが見える部分がなくなってしまうため、持ち上げないと手元が見えにくくなります。
解決策はメガネ店で調整してもらうことです。
遠近両用メガネはフィッティング(掛け心地の調節)が大切です。たとえ同じ度数で作ったメガネでも掛け心地が違うと快適さに大きな差が出ます。
メガネレンズの位置によって度数が少しずつ変わる遠近両用レンズが今の主流です。昔流行したバイフォーカルレンズだと、ポケットのような小玉が付いていて、遠くと手元の境目がハッキリしてます。
だからメガネが下がって見えにくいというのが自分ですぐに分かります。
一方、今の遠近両用レンズは外見だけでは境目が分かりません。
メガネがずり下がっていても気づきにくいのです。
2、手元を見るための度数が合ってないため、メガネを持ち上げたくなる

メガネが特に下がってないのに、メガネを持ち上げないと手元が見えにくい場合。
あるいはグッとメガネを大きくずらしてレンズを通さず裸眼で見るほうが良い場合。
これはレンズの度数が目に合わなくなっているかもしれません。
おっと、メガネをクイッと上げて見えるから別にいいじゃない。というわけにはいきません。
だって本当ならそんなことしなくても普通に見えるはずだから。
あと、メガネを外せば手元が見えるという方も確かにいます。例えば弱い近眼(メガネをかけないと遠くは見えにくい)の方に当てはまります。
これもきちんと度が合っていれば、メガネをずらす必要はありません。
解決策はメガネを新調することでしょう。レンズだけを入れ替える方法もあります。
メガネをいちいち持ち上げないと手元が見えないのってなかなか不便です。
霧ヶ峰を歩いていたときの話になりますが、老夫婦の旦那さんに「車山肩はどっちの道いけばいいでしょうか」と聞かれました。
そこでスマホを見せて道を説明してたときに旦那さんがやってました、メガネを指で持ち上げる行為を。
登山向けのストックを持ったままだったので、大変やりにくそうでしたね。
向かう方向がちょうど同じだったので一緒に歩いてましたが、その旦那さん岩場を登る所で転倒されました。幸いにもケガはしていないようで良かった。
もしかしてメガネが合ってないのが転んだ原因の一つじゃないかな、と思わざるを得ませんでした。
他にも地図やスマホを見るのに眼鏡を上げてる年配の方を見かけました。
度が合ってないメガネだと手元だけでなく足元の見え方にも結構影響すると思います。
霧ヶ峰の道は意外と岩ばかりで滑りやすく、土の道は泥だらけ。木道も穴があって見えてないと危ないところも。
せっかくのお出かけで転んでケガしたら台無しです。
見え方はホント大事です。
今のメガネが合わないかなと思ってる方へ、群馬県桐生市の(株)福田時計店では見え方のチェック無料でできます。
ゆがみが少なく慣れやすいと評判の両面設計の遠近両用レンズ、取り扱っております。詳しくは店頭までどうぞ。
店舗情報はこちら

群馬県桐生市で創業60年以上。宝石・メガネ・時計の(株)福田時計店です。
「認定眼鏡士」在中店。
メガネに関するご相談お待ちしております。
営業時間 9:40~18:40
定休日 水曜日・日曜日
住所 群馬県桐生市東町808
TEL 0277-45-2383
専用駐車場4台分あり
プロがおすすめする初心者向けコースで霧ケ峰を楽しんできました
ここからは余談です。
山岳写真家である「山写」さんオススメのルートで霧ヶ峰を楽しんできました。
霧ヶ峰へ向かうビーナスラインを車で走っていると、カメラマンが吸い込まれるように次々と入っていくお花畑を発見。
黄色い花を咲かせるニッコウキスゲを撮影している人が大勢いました。
1週間前といえば、全国的に雨が多かったのが終わって一気に夏らしくなったばかり。
暑いとはいえ、高原の風は爽やかでした。
そのため車山肩の駐車場は激混み!また「2~3時間以上の駐車ご遠慮ください」の表示もあって車を停めるのは断念。今回のコースは歩いて4~5時間はかかるので停めるのは無理でしょう。
ちょっと面倒ですが、「霧ヶ峰インターチェンジ」バス停近くの広い駐車場に停めて路線バスで車山肩へ行くことに。
車山山頂まで登り、そこから下っていく石の階段。
結構急なうえに、石で滑りやすい。油断は禁物。
足元がきっちり見えてないと危ない。
見渡す限り高原だけど足元は岩だらけ。ちゃんと見えてないと足を挫きそう。度の合ってないメガネで来てはいけないところと言えます。
山写さんオススメの通り、歩いてきた道のりを振り返るのが面白い。
私の写真技術ではとても伝えきれないけど、本当に良い。
夏休み直前の平日だったため、来ている人たちの多くは年配者と学校行事できてる小学生たち。
一部劣化してる木道があるので、あまり遠くばかり見ているとマズイことになる。
パソコンのデスクトップ画面っぽい風景がラクラク撮れる。霧ヶ峰は素敵な所です。
しかし、場所によっては泥水が溜まってる箇所もある。どう歩けば最小限の泥で済むかを考えながら歩いていく。
同じ方向を一緒に歩く小学生たちが面白かった。
泥でスニーカーが汚れたと騒ぐ子、気にするなと言い張る引率の先生。友達のチームを追い抜くと息巻く子に、もう歩けないと足が止まる子。「帰りたい」とひたすら呪文のようにつぶやき続ける子など。
おすすめコースは約12キロの道のりで最後のほうは流石にバテました。修行が、修行が足らない……。
この良い景色をまた見るためにも、目は大切にしなければですね。
目指せ!桐生市の眼鏡マエストロ

次の世代に伝えたいメガネがある。
群馬県桐生市で眼鏡マエストロ(巨匠・達人)を目指して活動中。
メガネフレームの選び方や眼鏡レンズの情報、その他メガネに関して役立てるような情報を掲載中。詳しくはこちら

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