簡単なようで実は難しい質問「オススメのメガネってどれですか」
良いメガネ選びってどんなのかを考える。
今回は、便利な言葉「オススメ」について。
「オススメのメガネはどれか」と聞かれて答えるのって実は意外と難しいものです。
「オススメは何ですか?」という言葉はインターネット以降の現象、あるいはそれに対応できるお店の新しさ
こちらのコラム記事に「初めて来た美容室で、いきなりオススメの髪型を聞かれる」・「何が好みかよく分からないまま、バーでオススメの美味しいお酒は何か聞かれる」など、店員が困ってしまう例が出てます。
「オススメできないお酒なんて置いてないのに」というのには思わず笑いが。
扱ってるものが違えど、「あるある!」と言いたくなってしまいました。
特にうちみたいな個人店は、上の偉い人から「コレを売れ!」みたいなことなんてありません。
確かに「オススメできない物なんて置いてない」、同意ですね。
さて話を戻して。
要は、お客様の好みや希望が分からない状態でオススメするのって難しい。
というお話です。
これは眼鏡選びでも当てはまるかと。
どんなメガネを探しているのかもよく知らないはずなのに、「オススメのメガネですよ~」って持ってこられたら要注意。
本当に自分にとってのオススメか、よく考えなければなりません。
どんなときに使うメガネか、そのくらいは知らないとオススメ不可
大学生時代に服屋でアルバイトしてた友人に聞いた話です。
「オススメは何?」って聞かれたら、まずは【売れ残り】をオススメすると話してました。
理由は、店長に褒められてバイト代にボーナスが付くからだそうです……。
うーん、ずる賢い。ワルだなあ。
メガネ店でそんなことやってる所なんて無いと信じたいですが、“ワル”かどうかを見分けられるポイントをご紹介。
「どんな時に使う眼鏡かも分からず、いきなりオススメされたらご用心」
(あなたにとってではなく、店から見て)オススメである可能性が高いです!
場面に合わせて服を着替えるように、メガネも用途が違えばオススメも変わる
時や場所によって適したファッションがあります。スポーツするときは普通、スポーツウェアに着替えますよね。
どんな場面で使うかによってオススメするべきメガネだって変わってきます。
例えば「最近、遠くが見えにくいからメガネが欲しい」。
その「遠く」というものは何かが分からないと、オススメするのは難しい。
もしかしたら、テニスするときに使うメガネのことかもしれないのです。
実際に、週に1回のテニスが好きな方が、「最近、遠くにいる相手選手の動きが見えにくい」というご相談を最近受けました。
まずは、スポーツ向けのメガネやサングラスが候補になるでしょう。
また、「遊び程度なのでそこまでこだわらない」、「あんまり本格的すぎるアイテムは恥ずかしい」ということであれば、もっと別の選択肢が出てきます。
その人の希望、価値観、好み、事情なども知らないと「これがオススメ」ってなかなか言えないものなんですね。
人にオススメするときは、せめて「こんなときに使うメガネ」って情報だけでも知りたいのです。
というわけで……。
ロクに話も聞かずに入店早々、「このメガネフレームどうですか」的なオススメされたら注意しておきましょう。
オジサン眼鏡なんて言われたくない。「いつもの」からのステップアップに良いメガネ
prodesign:denmark(プロデザインデンマーク)のメガネが入ってきました。
ツヤ消しマットの質感、精悍で落ち着きあるデザイン。見る角度によって表情を変えるヒミツもあります。
明るい色のラインがさりげなく入っている。
角度によって見え隠れする、ありそうで意外とない憎い仕様。
ヨコはセル手。金属と違う掛け心地は試す価値アリ。
誰にでもオススメできるってわけじゃないが、「オジサン眼鏡はイヤだーっ」て方にはぜひ試してもらいたいアイウェア。
色違いはブラウン。形も細くシャープに
レンズの形がやや細め。ブラウン色で暖かみがある。
ツヤ消しマット仕様に映える、オレンジ色のライン。
ユニークなのは見た目だけじゃない。
折りたたむときの独特な感覚は賛否両論あると思う。文字で説明しにくいが、要はバネがきいたようにパタンと畳める。
実際に触ってみてのお楽しみ。
平凡なメガネからのステップアップにちょうどいいのが、プロデザインデンマークの魅力だと個人的には思ってます。
世界各地で販売実績があり、毎年たくさんのデザインが出てくる楽しいブランド。
存在感抜群のハチャメチャな物から、程よい感じまでそろっている、お気に入りのアイウェアブランドですね。
宝石・メガネ・時計の
(株)福田時計店