群馬県桐生市で創業70年 親切と真心の店。

失敗しないメガネのレンズ交換、店員の知識と熱意で見極めよう

レンズ選びを間違えると一気にダサくなるのでご注意を。サングラス「レイバン」レンズ交換例ほか

群馬県桐生市の眼鏡店(株)福田時計店では、持込メガネフレームのレンズの交換できます。

メガネフレームやサングラスをお持ちになり「レンズだけ交換してください」、という具合です。

 

レンズ交換、特に度付きレンズ交換で気を付けるべきポイントがいくつかあります。

まずは度数の強さ、目の位置がどこにくるかなどの設定、レンズカラー、厚みなど、それぞれ大事です。

しかし、レンズカーブにも気を付けないといけません。なぜなら、せっかくのメガネやサングラスが一気にダサく見えてしまう危険があるから。

本当に雰囲気ブチ壊しになるし、メガネがゆるい、レンズが外れやすいといった実害も出てきます。

 

また、見え方に関する隠れたお悩みを解決するキッカケにもなります。

この後、実例つきでご紹介してまいります。

 

大好きなメガネフレームを気持ちよく使うためにも、レンズ交換でイヤな思いはしたくないものです。

レンズ交換は決して簡単ではありません。

もしも失敗したくなければ、店員のメガネに対する知識量と熱意を見極めるといいかと思います。

 

この後ご案内する主な内容

・店員が知らないなんて論外 レンズカーブが合わないと起こりやすくなる症状 

・高カーブレンズは値段も高い? ホントかどうか調べまくった結果、良いモノ発見

・古いフレームにも着用可能な次世代メガネレンズ ほぼ透明なレンズなのに眩しさカット

 

持ち込まれたレイバンのサングラスに度付きレンズを レンズカーブにご注意

「旅行に行くのにサングラスが欲しい」

「昔使ってたレイバンのサングラスがあったから、これに度付きレンズへ交換して」

「でも毎日使うわけじゃないから、あまりに値段が高いのは遠慮したい」

 

というわけで、サングラスに度付きレンズを入れるご依頼です。

レンズ部分が大きく湾曲しているデザインのサングラス。

顔の横まですっぽりおさまってカッコよく、まぶしい光をブロックするのにも役立ちます。

 

しかし、普通のメガネフレームより気を付けなければならないのがレンズカーブ。

 

レンズカーブを合わせないと、せっかく顔にフィットするように作られたフォルムが台無しに

サングラスといえば、顔の横まで覆うように湾曲したレンズが特徴です。

こちらのレイバンのサングラスも普通のレンズより明らかに湾曲してます。つまり、交換するレンズも湾曲したハイカーブにしないと雰囲気が変わってしまいます。

 

レンズ加工する際に調整もできますが、厚みが前方へ出る形になって見た目が良くありません。すごく厚いレンズが入っているかのように見えてしまいます。率直に言ってダサイ。

自分でレンズ加工していると分かる、何気に重要なポイント。

 

やはり、レンズ選びの時にきちんとしたものを選ぶべきです。

カーブの合わない平らなレンズを入れてしまうと、見た目が損なわれる点に注意するべきなのです。

 

また、フレームに対してとても平らなカーブレンズを入れると、掛け心地がゆるくなる原因になります。

なぜなら、テンプル部分(メガネの腕部分)が外方向へ拡がってしまうため。

顔のヨコまですっぽり覆うデザインのサングラス。特にスポーツ向けは湾曲が大きい。写真のはスポーツ好きやロードバイク好きな方々に人気のQUAD(クワッド)日本製サングラス
顔のヨコまですっぽり覆うデザインのサングラス。特にスポーツ向けは湾曲が大きい。写真のはスポーツ好きやロードバイク好きな方々に人気のQUAD(クワッド)日本製サングラス
8カーブのスポーツ向けアイウェア。フレームに対して全然違う平らなレンズを入れると、顔に掛けたとき緩くなってしまいます
8カーブのスポーツ向けアイウェア。フレームに対して全然違う平らなレンズを入れると、顔に掛けたとき緩くなってしまいます

掛け心地の調整(フィッティング)でカバーすることもできますが、限界があります。

何より、「度付きレンズ入れる前はこんなことなかったのに……」と思えてしまうのは残念ですよね。

 

Q,ハイカーブのレンズは値段も高い? A,確かに高いがお求めやすいのもある

スポーツサングラス向けのレンズを考えた時、気になるポイントの一つ。

それは、一般的な度付きレンズと比べて値段が高い!ということ。

 

色々なお店でレンズ価格を聞いてきたという方からお話を聞いたところによると、サングラスに合うハイカーブレンズは1組2~3万円以上するところばかりだったそうです。

 

確かに普通のレンズより値段が上がってしまいます。しかし、もう少し何とかならないか。

というわけで探しました。

・カーブレンズの欠点、レンズが厚くなるのを抑えられる超薄型

・質が良くて信頼できるメーカー

・着脱が多いサングラスに嬉しい汚れやキズに強い性能、メーカー強気の1年保証つき

・カラー代金を入れても余裕の2枚1組1万円台

 

コダックのヨーロピアンカーブ(5カーブ専用)レンズです。

超薄型1.67、ハイカーブレンズを得意とするメーカー、超撥水・キズ防止のPPコート+1年保証、価格も控えめ。

カーブがぴったり合うなら絶対オススメのレンズ。

Kodak(コダック)はスポーツサングラスに入れるレンズに力を入れていることで知られています。

「スポーツマックス」シリーズは当店でも人気。ロードバイクなど、スポーツサングラスに入れる度数付きレンズとして好評です。

ハイカーブレンズによくある「見え方のゆがみ」を抑える、プリズム補正や度数補正を無料で可能。その割には控えめな価格で大変おすすめ。

日本製のスポーツ向けメガネ「QUAD」のお供に、売れに売れた度数付きレンズです。

このあたりはまた後で詳しく紹介する予定です。

 

 

今回の「レイバン」サングラスは5カーブがピッタリ、度数もそこまでは強くない。

ってわけでヨーロピアンカーブのレンズをご紹介させていただきました。

 

後日、嬉しいご報告が。

南の島への旅行に大変役に立ったそうです。なんでも、台風が過ぎ去った後で日差しが強かったそうな。

メガネレンズへの知識と熱意によってご満足いただけたと言っていいでしょう。

 

後悔しない、かっこいい度付きサングラスをお考えなら

桐生市のメガネ店(株)福田時計店にお任せください。

 

加工対応できるタイプなら他店の物でもレンズ交換可能です。

詳しくは店頭にてご説明いたします。

濃い色のレンズにせずに、まぶしさをカットしたい。次世代レンズで望みが叶うか

十数年以上、同じメガネを使い続けるお客様がレンズ交換のご依頼で来店されました。

当店で既にレンズ交換は何度かしているものの、枠は同じものを使っていらっしゃいます。

ある意味メガネ屋泣かせ(?)

 

今回は見え方がまた変わってきたかも、ということでレンズ交換。ところが一つご要望が。

 

レンズに濃い色をつけずに眩しさだけカットするようにして欲しい、とのこと。

普通はレンズカラーを付ける事でまぶしさを和らげるようにしますが、メガネの雰囲気も変わってしまいます。よって普通のカラーはNG。

 

そこで、次世代眼鏡レンズ「M-POS」エムポスをご紹介しました。

M-POS(エムポス)レンズとは、

M-POSレンズは光路差を利用した光学的空間フィルターを搭載する事により自然光をコントロールして快適な見え方を追求した画期的な次世代メガネレンズです。

以上、メーカーWEBサイトより抜粋

 

この説明だけではよく分かりませんよね。

ハッキリしていることは、着色せずに余計な光を防いで見やすくする眼精疲労軽減加工がされたレンズって認識していただければ大丈夫です。

より詳しくはメーカーWEBサイトをご覧ください。

 

普通の眼鏡レンズとどう違うか。

答えはよーく見ると分かります。

均等な間隔で凹凸の特殊加工 強い光を優しい光に変える効果があるといわれてます

目に刺激の強い光を優しい光に変えるといわれる、凹凸の特殊加工がされてます。

以前から似たようなレンズはありますが、こちらは新型の次世代眼精疲労軽減レンズ。

効果や耐久性もアップしてます。

 

凹凸加工の様子をどうにか撮りましたが、普通にしてたら全然見えません。

視界の邪魔になるということはまず無いでしょう。

 

ただし、「M-POS」レンズは条件を満たさないときちんとした効果が出ないと思ってます。

使用される方に合った度数、掛け心地、目の位置などがしっかりしてないとダメなのです。

 

お渡しして数日後、今度は仕事の出張に使えるサングラスをお求めいただけました。

そのときに聞いたお話ですが、「外だけでなく部屋の光も落ち着いて見えて楽になった感じ」と喜ばれました。

M-POS独自の濃度5%カラー、実にちょうどいいワケとは

実は今回のレンズ、濃度5%のブラウンカラーが入ってます。え、透明の希望されてたはずなのに色が入ってるじゃないか!と怒られそうですが。

5%ってのがまた絶妙なんです。

 

細かい話ですが、一般的なレンズカラーは濃度10%が一番薄い色になってます。

10%だと、「なんか色が入ってるかな?」と気づく方もいらっしゃいます。そこで5%カラーが実にちょうどいい。

 

まぶしい光をより防ぐことができ、ほとんど暗くならない。雰囲気もほとんど変えません。

お店にサンプルがあるので見てもらえれば分かりますが、顔の前に当ててしまえば誰も気づかないレベル。

 

M-POS独自の5%カラー、色はグレーとブラウンがあります。

当店ではブラウンが好評です。透明のタイプを含めて3種類のサンプルで同時に比較できます。

この5%カラーも魅力に感じて「何とかウチで取り扱えないだろうか」とメーカーさんに交渉した覚えがあります。

そうそうこのM-POSレンズ、どこでも買えるわけじゃないのです。北関東でも数店でしか取扱してません。個人的には、もっと知名度が上がればいいなと思ってます。

 

また、このM-POSレンズの面白いところは押し売りしなくても売れるところ。だってサンプルを試してもらって、ご理解いただいた方だけにお売りしてるから。

まさに百聞は一見にしかず。気になる方は店員までどうぞ。

使い込まれたメガネフレームに次世代型レンズが入る。新旧混ざった眼鏡も面白いですね。

 

 

持ち込まれたメガネフレームにレンズ交換をすること。それは、眼鏡一式を作って販売するより神経とアタマを使います。

手抜きしてもその場はしのげますが、見た目・使い心地で確実に差がつくと思います。

特にレンズ交換を依頼されるときは、眼鏡やレンズのことをどれだけ知ってるか、良い物をお客様に届けたいという熱意を見極めて選んでいただくと良いかと思います。