「2025年8月更新」修理方法は一つじゃない オメガのベルト修理まとめ【OMEGAオーバーホール例も】

【修理方法は一つじゃない】症状別 オメガベルト修理例
【2025年8月追記】最新の修理事情に合わせて更新
最初に記事を書いてから約8年となる2025年。
まだまだお問い合わせの多い「オメガ腕時計ベルト修理依頼」。
・すぐにピンが抜けてしまう
・腕に着けようとしても留め具が壊れて固定できない
・スライド部分の小さなネジが取れた
・ベルトの一部が欠けてバラバラになった
群馬県でオメガの腕時計ベルト修理できます。詳しくは(株)福田時計店にお問い合わせくださいませ。
「ベルト修理?フン、買ったお店に頼んでベルト丸ごと交換すればいいだけだ」
という方はこの先読む必要はないかも。
ベルト一式交換は確かに確実。部分的に細かく直すより丸ごと交換したほうが良いこともあるのは事実。
しかし、一つだけ問題があります。
ベルト丸ごと交換は費用が高い。特に金属のメタルブレスレット。
高価なブランド腕時計。当然ベルト代も高いです。
以前純正メタルブレスレット(ベルト)の価格を調べたとき6~7万円以上ということが判明。物によっては10万円超え?
前に聞いたときだったので、今は価格が変わっているかもしれません。
NEW! 20万円超えのベルト交換を勧められる事例あり (お客様情報)
そこで、部分修理のご案内です。
故障している箇所だけを直すことで、費用を抑えつつ納得できる修理方法をまとめてみました。
良い点、注意点、修理価格の目安、お得に直せるコツ、雑感
などを書いていきます。
【目次】
・ピンが抜け落ちる、腕からすぐ外れて困る症状の修理方法
・腕にパチンと固定できない、中留め(バックル)修理方法
・ベルトをゆるくしたいが余ってるコマがもう無い、サイズ調整・コマ足し修理方法
・取れちゃいけない所がバラバラに、調整コマ以外の部分の修理方法
☆ オマケ 時計修理の新時代(?)、上記すべてに対応可能な修理方法 ☆
ピンがすぐに抜け落ちる 修理方法はピン交換 選択肢は2つアリ

ベルトピンがゆるい、ピンが抜け落ちて外れてしまう症状。よくある修理ですね。
通常は、ベルトのサイズ調整するためにピンを抜き取ってコマを追加したり外したりします。
しかし、普段使用しているときに抜け落ちてしまう症状が出ると厄介です。ピンが抜けるとブレスレットの形を保てません。
特に危険なのが腕に着けているときに突然落下する恐れがあるところ。落下の衝撃で時計が壊れてしまうと悲惨ですね。
修理方法はピンの交換。純正品か代替品か、選択肢は2つあります。
「なぜかよくあるオメガのベルト修理」の記事でも紹介した、とっても多かった修理
純正品で交換の場合

写真左が壊れたピン 右が新しいピン
オメガのベルトは種類がたくさんあるので、ほんの一例です
部品代の値上がりにより、当店では純正部品をオススメしておりません。
オメガ用に作られた日本製パーツを現在推奨しております。
良い点
純正部品であること
注意点
一般的な腕時計ベルトピンより費用がかかる
取寄ができない部品があること。
修理箇所があまりに多い場合は、別の方法を推奨。
純正部品を使用したときの価格は要見積もり
(価格高騰により、現在は日本製の社外品を推奨)
純正にこだわる方へのオススメ
余りコマなど、使用していないコマのピンやパイプが使えるかもしれません。
お持ちいただければ工賃のみで修理できます。
代替品で応急処置 費用を抑える修理方法
【オススメ】国内企業による優れた代替品をご用意してます。
良い点
日本製の代替部品を使って費用を抑える
修理箇所がたくさんある場合は特に有効
注意点
純正品ではない点を納得して頂く必要あり
こだわりのある方はメーカーへのご相談をオススメ
価格の目安
2千円台 (複数箇所の修理は加算あり)
純正と同じ構造のピン・パイプ部品で取付可能になりました。(一部モデルのぞく)
金額は純正品の半額以下で、従来品より強度と安定性に優れております。
より詳しくは店頭でご案内できます。
パチンと留める、中留めバックル部分の修理

腕に着けるとき「パチン」と留まるはずの部分。しかし、固定できない・すぐに外れてしまうという故障もよくあります。(株)福田時計店で修理可能です。
また、ベルトの固定を解除するのに使うプッシュボタンが作動しない、部品がバラバラになってしまった故障も修理できます。
他で「ベルト一式交換しないとダメ」と言われた物も部分修理で直すことができました。
オメガの中留バックルのプッシュボタン(留め具のプッシュボタン)修理できます。

ベルトを外すのに使うプッシュ部分が壊れてしまった、OMEGA(オメガ)修理例。

良い点
ベルト丸ごと一式交換より費用をかなり抑えられる
(メーカーによる修理だと中留バックルのみの故障でも、ベルト一式交換を勧められるようです)
注意点
ベルト全体がかなり劣化しているときは、一式交換のほうが結果的に良い
価格の目安
¥15,000 (税別)
(部品紛失などで製作が必要な場合は追加料金がかかることもあります)
ちぎれた部分は職人によるレーザー溶接で修理可能。跡ができるだけ残らないようにするのでキレイに仕上がります。
プッシュ部分がおかしくなった場合も直すことが出来ます。部品紛失されている場合は追加料金で直すことができます。
以前は、純正バックル部分交換という手段もありました。
現在はパーツ代の値上がりにより中止しております。
【要チェック】
バックル以外も経年劣化してる場合は注意が必要です。全体的に劣化がひどい場合は一式交換のほうが良いかもしれません。
バラバラになった部品(板状の金属パーツ)は無くさないようにご注意を
修理前 壊れた状態イメージ 外れた部品(特に金属部品)は捨てずにお持ちください。


修理完了イメージ 腕から外す時に押すプッシュボタン部分が直りました

バラバラになった部品は無くさないようにご注意ください。
バネのような部品やネジはなくても替えがあるので大丈夫です。
しかし、金属でできた板のような部品は無くしてしまうと厄介です。
無くされても直すことはできますが部品製作が必要となり追加費用がかかります。
金属板状の部品1点紛失の場合、修理費用と合わせて2万円台後半となります。
指で押す部分と納めるためのカバー部品の両方を無くされている場合はベルト交換をおすすめいたします。
修理費が多額になり非効率です。さらに、オリジナルと雰囲気などが異なることがあるためです。
以上が中留バックルプッシュボタン(留め具プッシュボタン)の修理でございます。
オメガ腕時計によくある特徴的なスライドネジ 無くしたら取付可能です


オメガの腕時計メタルバンドの中留め(バックル)によく見られる修理。
それがスライドネジの紛失。
大きさ1ミリほどのすごく小さなネジです。ちょっとゆるむとすぐ無くなります。
私どもで部品交換できます。純正品と代用品があります。
純正品の部品代がかなり値上がりしてしまい、以前の倍近い価格になってしまいました。
そこで、現在は日本製の代替品(対応品)をおすすめしております。
純正品 ¥6,600
対応品 ¥3,300
工賃ふくむ税込み価格。
現在は対応品(社外品)をオススメしております。
社外品でも品質の良い国内産の部品をご用意できるようになりました。
純正に特別こだわる方以外は「対応品」をおすすめします。
店頭にて即日対応できます。
万が一、古いネジが折れて詰まっている場合は手の込んだ修理で対応できます。
実際に直った、オメガ時計修理例を写真つきで多数ご案内中
修理前 Before 中留バックル プッシュボタン故障

修理後 After 中留バックル プッシュボタン修理完了例

ベルトサイズ調整について

ベルトのサイズ調整修理できます。
【ベルトがゆるい場合】
腕に着けたときにグルグル回ってしまう、ブカブカでゆるい。
そんなときはベルトコマを取り外すことでサイズ調整ができます。
他で購入された腕時計でも対応できます。
OMEGA腕時計のサイズ調整費用は¥1,800+税となっております。
【ベルトがキツい場合】
腕に着けたときベルトがキツイ。ベルトが短すぎて着けられない。
そんなときはベルトコマを追加して、ゆったり着けられるようにするサイズ調整ができます。
おそれいりますが、長くするには同一の余りのコマ部品が必要です。腕時計を購入されたときの箱などに入っていることが多くあります。
もしも余りコマがない場合は販売店や正規店へ修理依頼ををおすすめしております。
【フリマアプリ ブーム到来で時計修理の新時代がやってきた!?】
ウルトラCな奇策として、同じ品番のベルトを独自で手に入れて交換する方法もあります。
先で紹介したネットオークションやメルカリなどで入手する方法ですね。
私どもに部品持ち込みしていただければ、あとは技術料程度で修理できます。先日、実際に持ち込まれた猛者(?)がおりました。
同じベルトを一式まるごと手に入ってしまえばある意味最強。ずーっと書いてきたベルト修理症状すべてに対応できるスゴ技です。
対応した品番を見極める目と、中古品というリスクを許せればですが。
年々厳しくなるブランド腕時計の部品供給状況。仕方なく、個人が出品している時計部品を使用するのが普通になる日も来るのでしょうかね。

オメガやロレックスなど、群馬県で時計修理ができます。
お見積もり無料です。ご相談お待ちしております。
ベルト修理だけじゃない オーバーホール修理できます
時間が大幅に遅れるオメガシーマスターをオーバーホール(分解修理)

時間がかなり遅れてしまう、オメガシーマスターのオーバーホール修理をしました。
振りが弱くてやっと動いている状態でしたが、オーバーホールで改善。精度も回復。
内部にサビも見られましたが、今後は湿気に注意していただければ大丈夫でしょう。

オーバーホール基本料金で修理完了 ¥25,300+税
修理期間約3週間
電池式(クォーツ)のOMEGA腕時計もオーバーホール修理できます

オメガ クォーツ腕時計のオーバーホール基本料金 ¥18,000+税
電池で動くOMEGAオメガクォーツ腕時計の修理もできます。
電池交換しても動かない、電池切れが早い、時刻が狂ってしまう。そんな不具合に対応できます。
ベルト修理だけでなく、時計本体の修理もお任せくださいませ。

もっと修理例を見たい方はこちら

宝石・メガネ・時計の
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