あらゆる物の値段が上がったり品薄になったりという話を聞くようになった今。

2022年からの腕時計修理は故障を予防する考えが大事です。壊れるのを防ぐメンテナンスの大切さを引き続きお伝えいたします。

また、壊れてしまったときも状態がひどくなる前に早く対応したほうが良いです。

故障を予防する重要性については、2021年最後のロレックス修理例でも書いてます。

前回の記事

「いろいろ値上がりしてる今、ロレックス腕時計は定期的なオーバーホールをしたほうが安全です」

2022年今年もさっそくたくさんの腕時計修理のご依頼をいただいております。

群馬県桐生市の(株)福田時計店ではROLEXロレックス腕時計修理を承っております。

今回はリューズを引いたときの機能の切替がおかしくなった例をご紹介します。

レディースのロレックスによく見られる不具合の一つです。リューズを引いたときの切替がうまくいかなかったり、切り替わりのクリック感がなくスカスカだったりする状態を直しました。

その他、止まってしまったデイトジャスト修理例やエクスプローラー2黒文字盤の修理例を掲載していきます。

桐生市の方が来店されお預かりしたロレックスデイトジャストのレディースタイプ腕時計。

リューズを引いて時刻合わせや日付の早送りやゼンマイの手巻きなどができます。

通常はリューズを引いたときにカチッと切り替わる手応えがあります。ところが、スカスカで切り替わりが分からない状態でした。

理由はオシドリ部品の故障でした。リューズの機能切り替えに関わる部品が壊れていたのです。

そのため、時計を分解修理するオーバーホールとオシドリ部品交換で直せました。

このオシドリ部品の故障、レディースタイプのロレックスでちょくちょく見かけます。

お手持ちのロレックスで似たような症状が出てしまったら早めの修理をしたほうがいいでしょう。

「まだ動くから」「また後で」といって修理を引き延ばさないほうが安全です。

不具合が分かったらすぐに修理をするべき理由として、故障がひどくなるのを防ぐことができるからです。

リューズ機能の切替がうまくいかないまま無理に動作させると、部品のかみ合わせが悪くなってしまいます。無理に力を加えたりすると他の部品を故障なんてことにもなりかねません。

さらに、部品の一部が折れて他の部品を壊す危険もあります。折れたピンの一部が時計内部を動き回って引っかかってしまうといった具合です。

オシドリ部品とは別ですが、水や湿気から時計を守るパッキンも劣化していました。ゴムが劣化して取り外したら切れてしまうくらいでした。

この状態では水や湿気が時計の中に入りこみやすい状態といえます。

オーバーホールの一環で新しいパッキンに交換しております。

オーバーホールや部品交換で修理完了　税込み4万円台

部品は純正品にて交換しています。

この部品交換も従来よりかなりご案内しにくくなってきました。

昨年最後のロレックス修理例ご紹介のときにも書いてますが、部品代の値上がりのほかに入手ができない例も出てきております。

最近も部品が手に入らないために修理をお断りとなってしまった例がありました。以前は手に入った部品だったために正直ショックでした。

故障の予防でまず大事なのが定期的なオーバーホール修理です。

水分や湿気が入りこんだままだと錆びついたり部品を劣化させたりしてしまいます。針や文字盤の変色の原因にもなって、見た目の悪化にもつながります。

また、油切れで部品の動作に負担がかかると壊れやすくなることもあります。

桐生市の(株)福田時計店では4～5年に1回を目安にオーバーホール修理をおすすめしております。

ロレックスのオーバーホール基本料金は￥25,000+税です。(デイトナなど一部モデルを除く)

「最近ロレックスのメンテナンス出してないな」とお気づきになったロレックスオーナーの方々にぜひご検討いただければ幸いでございます。

当店では店頭での修理受付のほかに、郵送や宅配便でも修理のご依頼ができます。

桐生市にお住まいのお客様から持ち込まれたロレックスデイトジャスト腕時計の修理例です。

来店時は止まって動かなくなったと不安そうなご様子でした。

お預かり時にゼンマイ故障によくある動きが見られたので、オーバーホールとゼンマイ交換を想定したお話をさせていただきました。

修理費用や日数などにご納得いただいてお預かり。約3週間後に修理完了となりました。

オーバーホールと部品交換で修理完了　税込み3万円台

ロレックスによくある故障のひとつであるゼンマイの不具合。部品交換で直せます。

オーバーホールも行って、全体をメンテナンスしてます。

汚れや湿気を除去する分解洗浄や部品動作をスムーズにするためのオイル注油、時刻の狂いを少なくする精度調整やゴムパッキンといった消耗部品も交換しております。

お預かりから約3週間後の修理品の受け渡しの時、無事に動くようになったロレックスを見てホッと安心したご様子でした。

いつも動いていたロレックスが急に止まって動かなくなると心配になります。

群馬県内でロレックス修理をお探しなら桐生市の(株)福田時計店にお任せくださいませ。

ロレックスの中でも人気の高いスポーツタイプのひとつ、エクスプローラー2のオーバーホール修理例です。

エクスプローラーはサイズアップした新型も出ていますが、ほどほどのサイズ感が着けやすいという旧型も依然として人気があると聞きます。

すでに廃盤となっている旧型は新しいのを買うことができません。今のものを大事に維持し続けるためにも定期的なオーバーホールに出すのは賢い選択といえます。

オーバーホール修理完了　￥25,000+税

パッキンなどの消耗部品を除いて特別な部品交換なく、無事に修理完了しました。

壊れていなくても定期的に修理をしておけば重大な故障をしにくくなるのでオススメです。

昨年末にお預かりしていた腕時計修理がだんだんと完成してきました。

2022年、これからもロレックス修理してまいります。もちろん、当店で直せるものであれば他ブランド腕時計でも承ります。

今年もどうぞよろしくお願いします。

群馬県桐生市で創業60年以上、腕時計の修理を承ります。

電池交換やオーバーホールなど内装修理をはじめ、革ベルト交換や金属ベルト直しなどベルトに関する不具合やお悩みにも対応いたします。

ロレックスほか、セイコーやオメガなど国内外ブランド腕時計の修理受付いたします。

他で購入された腕時計の修理やベルト調整も大丈夫です。ご相談くださいませ。

修理受付は店頭、もしくは郵送や宅配便でお送りいただければ受付できます。

住所

郵便番号376-0032

群馬県桐生市東町808

営業時間

9：40～18：00 (ただ今、営業時間変更中)

定休日

水曜日・日曜日

電話番号

0277-45-2383

駐車場

4台分あり、満車の際はお声かけてくださいませ。

電車でのアクセスについて。

JR桐生駅から徒歩で約15分。西桐生駅から徒歩で約10分。

いろいろあって最近全然出かけられないし、過去の写真でも見るかと調べたら沖縄の首里城を訪れたときの写真が出てきました。約8年前に家族といった写真です。

急に雨が降ってきて修学旅行生たちがキャーキャーいっていたのを覚えています。

火災の被害をうけた首里城。再建が進んでいるそうですが、まだまだ時間がかかるようです。

腕時計の修理でもそうですが、壊れたからポンと新しいのに交換ができない世界です。今あるものを大事にしなければと改めて思い知らされました。

次に沖縄に旅行に行くときには復興した姿を見てみたいものです。