群馬県桐生市で創業70年 親切と真心の店。

遠くの見え方ばかり重視する遠近両用メガネはもう捨てよう、見たいものは近くにある 実生活で役立つメガネご案内

使いやすい遠近両用メガネのコツは「手元がしっかり見えること」にある

そんなに遠くの見え方ばかりにこだわって、どうするの。遠近両用メガネを使う一番の理由は「手元がよく見えるようにするため」である。

ここを間違えるから「遠近両用は慣れない、使いにくい」という人が出てくる。遠くの見え方を重視するあまり、肝心の手元が見えにくいメガネになってしまうからだ。

 

お客様が間違えるのは仕方ない。だって普通の人はメガネやレンズについてよく知らないのだから。悪いのはメガネを販売するお店といえます。

 

 

現代生活において、近くが見えにくいというのは致命的。

携帯電話、スマホ、パソコン、本、新聞、書類、今日の特売セール品が載ってるチラシなど、見たいものは近くにあるのだ。見えにくいのはものすごいストレスになる。

 

若いうちなら大丈夫でも、何十年も毎日使ってきた目はそろそろ “お年頃” 。手元がボヤける、疲れやすい、近くを見てると何だかイライラするなどのお悩みが出てきます。

手元を見る専用のメガネを用意するのは一つの手だけど、いちいち使い分けるのは結構面倒だし、置き忘れたり無くしたりしやすい。

  

実際に、手元用メガネを掛け替えて使っていたら駅で無くしてしまったお客様。

もう掛けっぱなしで近くが見えるメガネが欲しいと(株)福田時計店にご来店されました。

メガネ選びのご参考に例を載せます。

 

 

今まで遠近両用メガネに慣れなかった方、今のメガネに不満がある方、“目のお年頃”でそろそろ遠近両用メガネにしようか考え中なアナタにもオススメしたいレンズをご案内します。

 

 

関連記事 視力1.5のメガネは良くない!? 遠くが見えすぎると「疲れ」「イライラ」の原因になるかも

遠くが見えすぎるメガネは疲れやすい、パソコン作業でイライラする、肩こりの原因になるかもしれない等のリスクがある。

手元の見え方なんてまだまだ関係ないぜ、と思ってる若い方もご用心を。

 

お話を聞かなきゃ始まらない 遠近両用かそれとも違うメガネが良いのか お悩みはプロにご相談ください

初めての遠近両用メガネ。テストレンズでお試しするが、近くの見え方に不満あり。やはり手元専用でないとダメかと思われた。

しかし、お客様がメガネを使う場面のお話をよく聞いてみると「これ中近両用メガネでいいのでは?」と思いつく。

 

中近両用レンズとは簡単に言うと、遠くの見え方が少しボヤけるのと引き換えに数メートルからお手元までを見やすくできるレンズ。

 

遠くの見え方を完全に切り捨てるワケじゃない。生活するのに必要なだけ遠くが見えるようにしつつ、遠近両用より手元が見やすい、初めてでも慣れやすいメガネにできる。

 

 

お客様の場合、車の運転はメガネなしでOK。

メガネを作りたい理由は、読書やスマホが見えにくくなったから。近くが見えにくくなったので、以前当店で手元専用メガネを購入。

使い心地は満足していたが、駅で置き忘れてつい無くしてしまった。掛けたり外したりしてると起こりやすいんですよね。今まで似たような話をいっぱい聞いてます。

 

そこで、掛けっぱなしなら無くす心配はないしラクで良いだろう。遠くの見え方は実はそれほど必要ない、歩ける程度見えれば良い。

以上の理由で遠近両用メガネが欲しいとご来店されておりました。

 

 

「遠近両用が欲しい」と言った理由はそれしか知らないから。お客様の知らない、役立つアイデアをご紹介するのがメガネ店の仕事

遠近両用が欲しいと言ったワケは「それしか知らないから」、ただそれだけ。

お客様に役立つアイデアをご紹介するのがメガネ店の仕事。お客様とお話しつつ、頭の中では「どんなメガネならご満足いただけるか」と、色々考えてます。

 

 

 

さて、お客様のお話を聞けば聞くほど中近両用がピッタリな例にみえる。

実際にテストレンズで試すと反応が全然違う。「近くがさっきより見やすい」。

 

度数は一緒なんですが、設計の違いで差が大きく出ます。

 

遠くの見え方も不満なし。「遠くがボヤけるって言ってたけど、それほどでもない。結構見える。」と好感触。

 

中近両用メガネ、しっかり納得していただいてお買い上げいただきました。

後日、出来上がったメガネをお渡ししたときも反応が良かったので、きっと今もお役に立っていることでしょう。

ありがとうございました。

 

 

「中近両用レンズの魅力は分かった、でもやっぱり車の運転にも安心して使えるメガネが欲しい」

以上の方には、新設計の遠近両用レンズがオススメです。

「既存の遠近両用より手元が見やすい、それでいて車の運転もOKなレンズ」あります。遠近両用より手元重視、中近両用より遠くが見える。良いとこ取りな優れものです。

詳しくは店頭にてご説明できます。無料で見え方のテストもできるので、お気軽にご来店くださいませ。

 

 

 

メガネでお悩みの方、まずはお気軽にご来店くださいませ。

 

世界に一つだけのオリジナル眼鏡!?  レンズの形や大きさを変えました

さきほどご案内した、中近両用メガネをお買い上げいただいたお客様にお選びいただいたメガネフレームは「アイシス」。

福井県鯖江市に大きな工場を持つ有力メーカー「シャルマン」が作っているブランドです。

エクセレンスチタンを使用した、しなやかなフィット感。ズレにくい眼鏡として、当店でも非常に人気があります。

 

一度気に入っていただくと次に作るときも「アイシスで」と指名されます。

嬉しい一方、他のメガネフレームに目を向かなくさせてしまう、ちょっぴり罪作りなメガネフレームです。

 

掛け心地の心配がなくなると、次はデザインも一番気に入ったものを掛けたくなるのが人間というもの。

悪くはないけど、もっと大きなレンズのフレームないのかと聞かれました。

色々と検討して相談した結果、残念ながらご要望を完全に満たしたメガネフレームはありませんでした。

 

 

でも大丈夫。無いなら作ればいい。

写真左がもともとの形のレンズ。右がお客様のご要望を叶えたレンズデザイン。

下部分をかなり大きくしました。同じ形はどこにもない、(株)福田時計店とお客様の共同作品。

 

下部分がフチなしのナイロールタイプだからこそできます。

レンズの周りをすべて金属で囲われたメタルフレームではできません。

もともとの細めでシャープなレンズも素敵でしたが、レンズ形を変えたことでボリューム感が出ました。

 

見え方にも役に立ちます。

細いレンズでは入りきらなかった中近レンズ設計も余裕で入ります。

 

雰囲気をあまり変えたくない場合は1~2ミリ増やす程度がオススメです。

興味のある方など、詳しくは店頭でご相談ください。

中近両用レンズのような、手元重視のメガネがお客様に知られてない理由「クレームが怖いから」

前々から考えていたのですが、「遠くの見え方を重視した遠近両用メガネじゃないと絶対ダメだな」って例、実はそこまでは多くはないと思っております。

 

 

ただ、今回のような中近両用メガネを販売するとき、よくご説明して納得していただかないと「昔買ったメガネのほうが遠くがよく見えるんだが、おかしくないか」という意見が出てしまいます。

当店みたいな「責任はすべて俺が持つ」お店なら万が一でも大丈夫。責任持って対応できるから。

しかし、勤め人やアルバイトが店員やってるメガネ店ではこのクレームが非常に怖い。

だから中近両用レンズは普通の人にあまり知られていない。店員が存在を知っててもお客様に薦めないからね。

 

薦めない理由をぶっちゃけると、今までより遠くが見えにくいメガネを売るとクレームの確率が上がるため。

メガネ店に勤めて約40年のベテランも口すっぱく言ってたから間違いない。(卓越した技術に豊富な知識、未熟で生意気だった自分のお世話をしてくださった所など、今でも尊敬しています)

 

遠くが前より見えにくいのは分かりやすいが、手元の見え方の違いはすぐには分かりにくい。

後から不満を伝えても「そのうち慣れますよー」みたいな返事でごまかされるのがオチ。

結局買ったときはまだよくても後で、手元が見えにくい=遠近両用は使いにくい っていうことになります……。

 

 

 

とにかく遠くが見えにくくなるとすぐにクレームを受ける確率が上がる。手元重視の見え方になりますとお客様には十分に納得していただいていても、

上司から「遠くの見え方が前よりボケる恐れがあるが、大丈夫なのか」と心配されるほど(実体験)

 

 

 

実際にレンズメーカーの方が以前、「なかなか中近両用レンズが売れない」と言ってました。良いレンズなのにどうして選ばれないのか。

それは、店員がつい無難な設計(従来型の遠く重視)を薦めがちになってしまうのではないかと私は予想しています。

 

 

今はお客様のことだけを考えて自由にやれる。責任は自分がすべて持てる世界だから、本当に楽しくてありがたい環境になりました。

 

 今までのメガネに納得がいかない方、ぜひ当店でご相談してみませんか?

 

見え方のチェック無料。現在使ってるメガネが合ってるかどうかの確認も無料でできます。

ご来お待ちしております。